FENDI(フェンディ)は、ウィメンズウェアおよびオートクチュールのアーティスティックディレクターを務めたキム・ジョーンズ(Kim Jones)の退任を発表した。
2019年に、当時FENDI(フェンディ)のウィメンズコレクションを担当していたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が逝去し、後任として彼が就任し約4年間FENDI(フェンディ)を率いてきた。今後は同LVMH傘下であるDIOR(ディオール)のメンズウェアデザイナーに専念すると発表している。
ブランドのコンセプトを崩さず、新たな試みを取り入れ、消費者の欲しいものを見極める感覚が優れている彼はDIOR(ディオール)に新たな可能性を見出す事は間違い無いだろう。今後も彼の動きに目が離せない。
Photo:Courtesy of FENDI
Kim Jones(キム・ジョーンズ)
1979年、イギリス生まれのファッションデザイナー。2003年に自身のブランド「Kim Jones(キム・ジョーンズ)」を発表し、2004年にはロンドンで初のコレクションを開催。同年、UMBRO(アンブロ)とのコラボレーションを実現。2008年に自社ブランドを休止し、Dunhill(ダンヒル)のデザイナーに就任。2011年、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)でマサイチェックを使ったメンズコレクションを発表し、注目を浴びる。2016年には藤原ヒロシ率いるfragment design(フラグメント)とコラボし、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)初のWネームを実現。2017年にはLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)とSupreme(シュプリーム)とのコラボレーションも成功させた。2018年にDIOR(ディオール)のアーティスティック・ディレクターに就任し、同年には自身のブランドも再始動。NIKE(ナイキ)やGU(ジーユー)とのコラボも行い、2019年にはDIOR(ディオール)でメンズ・ウィメンズのラインを統一する。2020年にはDIOR(ディオール)でStüssy(ステューシー)やNIKE(ナイキ)とのコラボを実現させる。2021年からはDIORと兼任しながら、FENDI(FENDI)のウィメンズラインのアーティスティックディレクターに就任。