GUCCI(グッチ)、SAINT LAURENT(サンローラン)、BALENCIAGA(バレンシアガ)などのハイブランドを擁するラグジュアリー業界大手のKERING(ケリング)が、SAINT LAURENT(サンローラン)の新CEOにCedric Charbit(セドリック・シャルビ)を、BALENCIAGA(バレンシアガ)の新CEOにGianfranco Gianangeli(ジャンフランコ・ジャンアンジェリ)を任命した。
グループ全体の売上高が前年同期比で15%減、SAINT LAURENT(サンローラン)は同12%減と売上が落ち込む中、SAINT LAURENT(サンローラン)とBALENCIAGA(バレンシアガ)に新たなリーダーが誕生することで発展が期待される。
Cedric Charbit(セドリック・シャルビ)[ 写真左 ] は2012年にSAINT LAURENT(サンローラン)に入社し、2016年にはBALENCIAGA(バレンシアガ)社長兼CEOに就任し、ブランドの再構築と拡大に成功した。その経験とリーダーシップを活かし、今回SAINT LAURENT(サンローラン)のCEOに就任となった。
Gianfranco Gianangeli(ジャンフランコ・ジャンアンジェリ)[ 写真右 ] は2006年にBOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)に入社し様々な役職を経験した後、2011年にPRADA(プラダ)、2013年にGIVENCHY(ジバンシィ)にてキャリアを積み、2020年にはMAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)のCEOに就任した。そして、2023年にSAINT LAURENT(サンローラン)のCCOを歴任し、今回BALENCIAGA(バレンシアガ)のCEOに抜擢された。
KERING(ケリング)の会長兼CEOであるFrançois-Henri Pinault(フランソワ=アンリ・ピノー)は、「すべての事業部門が効率的に連携しながら全ブランドをサポートし、KERING(ケリング)の戦略目標を達成する役割を担っていきます。業界が直面している現行の課題に対処し、長期的な成長ペースを確立するために最適なリーダーシップチームが整いました」と語っている。
KERING / ケリング
ファッション、レザーグッズ、ジュエリー製品を扱うメゾンを擁するグローバルラグジュアリーグループ。傘下ブランドにはGUCCI(グッチ)、SAINT LAURENT(サンローラン)、BOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)、BALENCIAGA(バレンシアガ)、Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)など多くのブランドがある。
グループ名である「KERING(ケリング)」は、英語の「caring(ケアリング)」と同じ発音で、グループの各ブランド、社員、顧客、ステークホルダー、そして地球に対する考え方や関係構築に反映されている。