イタリアの著名なファッション展示会「PITTI IMMAGINE(ピッティ・イマージネ)」と「一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)」がパートナーシップを締結しました。この連携により、日本のメディアやファッション・システムに対して「Pitti Uomo(ピッティ・ウオモ)」のプロモーション活動が強化され、メンズウェアとライフスタイルを中心とした特別プロジェクトが展開されていく予定です。
PITTI IMMAGINE(ピッティ・イマージネ)の最高経営責任者Raffaello Napoleone(ラファエロ・ナポレオーネ氏)は、日本のファッション市場がイタリアのファッション業界やピッティの展示会において中心的な役割を担っていると述べました。経済的・政治的な変動が続く中で、日本の製造業、小売業、デザイナーを支援する重要性を強調しています。同氏は、JFWOとの長年の協力関係を評価し、統合的な推進活動を通じて日本のファッション業界をさらに活性化させることに期待を寄せています。
一方、JFWO事務局長の古茂田博氏は、50年以上の歴史を持つPITTI IMMAGINE(ピッティ・イマージネ)とのパートナーシップに対し、大きな喜びを表明しました。同氏はPITTI IMMAGINE(ピッティ・イマージネ)が衣服だけでなく素材も扱っていることに注目し、多くの日本ブランドにとってヨーロッパ市場への理想的なスタート地点になると述べています。今後はバイヤー、出展者、イベントなどを通じてPitti Uomo(ピッティ・ウオモ)を拡大させ、イタリアと日本双方のファッション産業の発展に協力したいと考えています。
PITTI IMMAGINEについて
PITTI IMMAGINEは、イタリアと世界の卓越性を推進するグローバル企業です。主にCentro di Firenze per la Moda Italiana(CFMI)が所有し、メード・イン・イタリーの生産文化や、最も革新的な世界的ライフスタイル企業を促進する見本市やイベントを開催する国際的リーダーとして知られています。
1950年代にフィレンツェのピッティ宮殿で開催されたサルトリアショーから始まり、イタリアのファッション&テキスタイル輸出の最前線をリードしてきました。今日、ピッティ・イマージネの遺産は、ファッション(PITTI UOMO、PITTI BIMBO、PITTI FILATI、e-P SUMMIT)から、エノガストロノミー(TASTE)、香水(FRAGRANZE)、出版(TESTO)、ダンス(DANZAINFIERA)、サイクリング文化(BECYCLE)など幅広い分野にまで広がっています。
JFWOとのパートナーシップの核となるのは、メンズウェアとアクセサリーのコレクションにおいて世界で最も重要なプラットフォームであるPITTI IMMAGINE UOMOです。
一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構について
一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、日本の繊維・ファッション産業の国際競争力のさらなる強化・発展を目的に、繊維・ファッションメーカー、ファッションデザイナー、流通など川上から川下までが連携し、2005年に設立されました。
JFWOは、日本の優れた繊維・ファッション製品・サービスを海外に発信し、東京が「世界で唯一の繊維・ファッションの拠点」、「アジアのファッショントレンド発信拠点」としての地位を確立するため、デザイナービジネスを支援する「Tokyo Fashion Week」、「TOKYO FASHION AWARD」、「FASHION PRIZE OF TOKYO」の開催や、素材・ものづくりビジネスを支援する「Premium Textile Japan」、「JFW Japan Creation」の開催、「Milano Unica」の日本ブースの運営など、様々な支援をしています。
また、目的を達成するため、JFWOはデザイナー、メーカー、アパレル小売業等と連携し、様々な業界関連イベントを実施するとともに、国内外のファッション関連団体との連携強化を目指しています。