こんにちは。ライターのYUINAです。
本日は、アルバイト代を握りしめ学校帰りに清水買いしたMaison Margiela（メゾン マルジェラ）の不朽の名品 “タビブーツ” について語りたいと思います。
＜ タビブーツとは ＞
1989年春夏秋冬コレクションで初登場したMaison Margielaを代表するシューズで、日本の「足袋」から着想を得てデザインされた。ブーツやローファー、バレーシューズ、スニーカーなど様々なバリエーションで展開される人気アイテム。
ー 購入を決意した日
何をきっかけにいつから欲しいと思ったかも覚えていないほど、当たり前のように長年私のウィッシュリスト上位にいたタビブーツ。
「いつか大人になったら買おう」と胸に秘めていたのですが、19歳の頃、学生ながらに今後の人生を考え「ファッション業界に進む！」とパリの大学を受験することを決意し、何か強く後押ししてくれるようなパワーを求め、勢いでタビブーツを購入しました。
今思えば少し強引ですが、当時は日本人の私がファッションの聖地、パリに身一つで留学しようと不安な時に、同じく日本の足袋がパリのメゾンによって世界中のファッショニスタに愛されるアイテムに昇華されているという点に勝手にストーリー性を見出し、「今の私には絶対必要なアイテムだ」と購入に踏み切りました。
ー 驚くべきオールラウンダー
愛用者が口を揃えて言う、「履きやすさ」には本当に感動しました。この見た目にしてレザーブーツとは思えない履き心地、歩きやすさ、疲れにくさ。購入当初は、スニーカーのごとく毎日履いて登校していました。
そして、シチュエーション問わずどんなコーデにも馴染んでくれる。
私が愛用しているタビは黒の８cmヒールで、アイテムだけだと見るからにモードな雰囲気なのですが、実際に着用してみると驚くほどに何にでも合う。
古着にデニムを合わせたカジュアルなコーデだとタビが少しモード感を出してくれ、綺麗めなコーデだとまとまり過ぎずに少しスパイスを加えてくれます。
デザイン自体は中々にアバンギャルドですが、見惚れるほど美しい足の甲に添った曲線美とラムスキンだからこその柔らかさ、艶感が絶妙な上品さとモードさを醸し出してくれます。
そのお陰で、ドレスアップの際でも馴染んでくれる。本当にどんなシーンでも履ける万能ブーツです。
ー トレンドに左右されない名品
購入当初はあまりにも毎日履いていたことや、自分のしたいスタイリングに変化があったことが重なり、ここ数年は寝かせていました。
ですが、タビは30年以上世界中のファッショニスタから愛用されるだけあって、トレンドに関係なくいつでも履けるという安心感をもたらしてくれます。
ファッションにはトレンドがあるため、長年愛用することを目的にするとクラシカルなアイテムがどうしても増えてしまいます。
ですが、ここまでデザインの効いたシューズが定番アイテムとして君臨し、圧倒的モードの主役感を放っているのは本当に流石です。
私も数年寝かしているとは言え、手放そうなどとは一度も考えたことが無くポイント、ポイントで愛用しながら末長く共にしていきたいと思っています。
きちんと裏張りをして、数回使用したらレザーを磨く程度の手入れで状態も綺麗に維持できています。数年前にpintarestで見つけた、この女性の様に履きこなすのが目標です。
ー まとめ
パリ留学の後押しに購入したタビですが、結局コロナが重なりリモートのみで勉強となり、夢のパリ生活は叶いませんでした（笑）
ですが、長い長いウィッシュリストのアイテムを手にしていくには、こじつけがまし理由で思いきり購入しないといつまでも買えないので、まあいいきっかけだったかと満足しています。
そして、前回のCartier（カルティエ）のトリニティ同様に、タビブーツも購入した時よりも価格が高騰しているので、買っててよかったです。
やはり、名品と言われるアイテムは、名品と言われるだけあってクオリティは一流で、更にそこに自分のストーリーと重ねると本当に思入れ深いものになるので、この買い物の仕方はおすすめです。
ということで、これからも購入理由をこじつけながら憧れアイテムを手にしていけるよう、頑張っていこうと思います。
