楽天 ファッション・ウィーク 東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)2025 春夏シーズンが2024年9月2日(月)〜9月7日(土)まで開催された。
フィジカル参加26ブランドと、オンライン参加7ブランドを含む、計33ブランドが登場。
TELMA(テルマ)
2025年SS RFWTトップバッターは、JFW NEXT BRAND AWARD 2025(グローバルに活躍が見込める新しい才能を育成・支援していくことを主旨とし、2022年に日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)が発足したブランドサポートプログラム)を受賞した「TELMA(テルマ)」。
アントワープ王立芸術大学卒業後、DRIES VAN NOTEN(ドリス・ヴァン・ノッテン)、ISSEY MIYAKE(イッセイ ミヤケ)で経験を積んだ、中島輝道氏によって2022年春夏よりスタートしたTELMAはブランド初のショー開催となった。
ブランドの強みでもある西洋を織り交ぜたシルエットやオリジナルファブリックは、今シーズンも見事にアップデートされていた。
大胆で鮮やかな花やオプティカルアートがオーガンジーやジャージ、レザー調のデニムなど様々なファブリックに散りばめられ、どこから見ても美しいとしか言いようのないシルエットでTELMAらしさを表現した。
salvam(サルバム)
今シーズン「by R」(楽天が日本発のファッションブランドを支援するプロジェクト)に選出された「salvam(サルバム)」は、デザイナー藤田哲平氏の母校である文化服装学院にて日本では3年ぶりとなるショーを開催した。
コレクションはメインアイテムに加えて、2024年からスタートしたウィメンズラインも披露。ブランドを象徴するテーラードジャケットはもちろん、素材やシルエット、カラーなどで幅を効かせバリエーションに富んだアイテムが展開された。
yoshiokubo(ヨシオクボ)
今期、特にRFWTで注目を集めたコレクションと言える「yoshiokubo(ヨシオクボ)」のコレクションは、ブランド創立20周年という節目で吉本新喜劇とのコラボレーションを果たした。新喜劇で始まり、劇中にモデルが歩くという見事な演出。
『今まで見たことのないパターンやディテールを追求して、誰も見たことがない服を作りたい』というブランドのアイデンティティの元、「パッチワーク」「切り返し」「流線型」「ギャザー」がしっかりと反映されたコレクションになった。
今シーズンも大いに盛り上がったRFWT。世界に認められた日本のブランドは今までに数多く存在し、確実に評価もされている。
来年1月開催の2026年AWパリコレクションに参加予定のssstein(シュタイン)、来年パリに店舗を出店予定のsalvamなどに続き、今後も日本からワールドワイドに活躍するブランドから目が離せない。